YUKIKO BalletStudio
ごあいさつ

奥山 由紀子
第一回発表会は1997年1月26日(日)に神奈川県立かながわ女性センターで行いました。
相変わらずバレエの世界はピラミッドで、やめて行く子も多いけれども10年以上続いた生徒は数多くなり幸せに思います。中学生になる頃には私を抜いてぐんぐん大きくなっていきます。教えるとはどういうことか・・・受け手の身になりいつも考えてしまいます。
バレエを通して私は真剣に自分と向き合い、難しいから、辛いからと逃げたりしない人、考え抜く力を付ける等、私が役に立てたらと願っています。
ひとりの人間の幼少期から成長して行く過程を、週に何度か見守り続けて行くことが出来るなんて、なんと素晴らしいことでしょう。確かにまさかということや、人間不信に陥ることも多くありますが、目前の生徒を見つめなければと思い直します。
もちろんクラシックバレエの基礎を重んじ、手や足の通り道の決まっている「パ」も大事ですし、「アンシェヌマン」をより多く経験することでクラシックバレエの奥深さを知り、忍耐の必要性も理解するでしょうし、それには年月が掛かるということから根気強さが生まれ、発表会ともなれば協調性なしでは成り立たないことも覚えて行きます。
たったひとりのプリマや数人のソリストを支えるコールドがどれほど大切な人達であるかも知る機会を得ます。しかし、人生は自分がプリマです。だからこそ周りの人達への感謝や尊敬を忘れずにいたいものですね。
私のスタジオは良識ある人を育てるのが目標です。
Aクラスの子達は今ではレッスン後に自分達でバー等の清掃をしてくれています。いつもありがとう。こんな高校生や中学生に育ってくれて本当にありがとう。
振り返ると2007年に初のコンクール挑戦で生徒が『赤い靴賞』を頂き、2010年7月には最難関と言われているロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーのオーディションに合格いたしました。
多くの方々に様々な場面でお世話になったり、助けて頂きながら今日までやってきました。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
以上で私のスタジオの紹介とさせて頂きます。